何もわかっていない今、この状況…
僕らはどうすれば…
普通に挨拶を返した!?
詠太くんもどこか不思議な人だなッ…
全て…監視されていた!?
もしそうだとしたら…ここに僕達を集めた…閉じ込めた犯人は…この、放送をしている人…?
自分で…気づく……?
この集まりの意図…?そんなのない、。
閉じ込められることに理由なんてあるのか…?
出る方法が…ある?
そんなことを教えていいのか?
でも、なんで教えるんだ?
嘘と真…それはどんなゲームだ?
この家から脱出できるほどのゲームだ…
予想できるのは、さほど大きい代償が出るかもしれないってことだ…
おお…!!!
全く同じことを考えてたよ!杏果ちゃん!
美穂さんがその質問をした時、ここにいる全6名が静まり返った。
体の一部が…代償……?
何を言ってるんだ…この人は……
詠太くんは…この状況を楽しんでいる…?
ほかの人はっ…
凛は笑っている…?
凛と詠太くんは完全に楽しんでいる。
けど、そのほかの人たちはみんな、息をしていないかのように立ち尽くしている。
みんな無事に…
ここを脱出するなんて、出来ないってことなのか…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。