
ど、どういうこと?
混乱した様子であなたは言った
その声は寂しそうで
今にも泣きそうな声だった

俺はお前の話もろくに聞こうとしなかったのに

お前がやったって決めつけちまった

い、今さら謝ったって.....おs

遅いのは分かってる!

だけど謝りたかったんだよ....

ッ......
あいつはポロポロと涙を流し始めた
俺は.....

最低だな......
ボソッと呟いた声はあなたに聞こえたらしく
あなたは俺に抱きついてきた

んおッ!?

ずっと.....ずっと待ってた

信じてくれる人.....一虎以外にもいるって

ずっと信じてた....
あなたは涙を拭くこともせずに話続けた

ありがとう、場地
「信じてくれて」
その言葉を聞いた瞬間
俺はあなたを抱き締めた

ほんとに悪かった.....ッ

こんな俺を.....
"許してくれるか"
その一言だけが喉につっかえて出てこなかった

もちろん、許すよ!
あなたは前のような屈託のない笑顔で笑いかけた
まるで俺の心を読んだみたいに

ほ、ほんとか?

私が嘘付いたことあった~?
いや、あるだろ
そう答えようとしたが俺がそれを言えない立場だと言うことはさすがに分かったので言わないでおいた
その代わり

ありがとな!
その一言を満面の笑顔で言ってやった
💬×5
もしくは
♡×30
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。