上機嫌な私の元に現れたのは.....
マイキー
いや、
佐野万次郎
私がなんであんた「達」って言ったかって?
だって
その場には
私を陥れたあいつもいたからだよ
まだ嘘をついたことバレてなかったんだ~
死ねばいいのに
やっば、声に出しちゃった☆
あ、聞こえてたんだ
耳いいかよッッッッッッ
って、そんなことはどうでもいいんだけど
私は素直に認めた
だって
友紀みたいに嘘はつきたくないからね
佐野が私の横を通りすぎていった
それを追いかけるようにしていく友紀
やっと解放される....
そう思った矢先だった
振り返ると
友紀が転んでいた
かけより心配する佐野
でも今はそんなのどうでもよかった
なんでかって?
それはね
確信していたから
絶対になんかされる、と
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。