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第3話

資料室で二人きり
826
2019/10/20 15:24
どどどどどどどどうしよう!??
私は、先生に「資料室にこのプリントを運んでくれないかしら?」と言われたので
資料を運ぼうとしていたら

莉犬くんが「お!!俺……手伝うよ!!」
と言ってくれたのだった。
そして、莉犬くんと私は資料室に来た。
莉犬くん
莉犬くん
あっ!…美羽ちゃん!!きっと…ここに置くんだよ!
あなた

そっ……そうだよね!

あなた

ありがとう莉犬くん

莉犬くん
莉犬くん
(ありがとう!??う、嬉しすぎる)
あなた

(莉犬くんに初めてありがとうって言っちゃったあ…)

莉犬くん
莉犬くん
……じゃあ、戻ろうか!
あなた

(そういえば、二人きりの時って漫画とかだとよく閉じ込められたりするんだよね)

あなた

(もしかして…鍵が閉められちゃってて
二人きりになることが出来たり!??んなわけないかー)

莉犬くん
莉犬くん
あれ?
あなた

どうしたの?莉犬くん

莉犬くん
莉犬くん
可笑しいなー
莉犬くん
莉犬くん
開かないよ……あなたちゃん……
あなた

えっ!??

あなた

(えっ!??ガチ?二人きりの時に閉じ込められた……!?)

ドンドンドン……

莉犬くんは資料室のドアを思いっきり叩く。
莉犬くん
莉犬くん
だ、誰かぁぁぁぁぁぁぁ
いませんかぁあ
莉犬くん
莉犬くん
どうしよう……!!
あなた

うん……どうしようか……

莉犬くん
莉犬くん
(二人きりだ!嬉しい……けど!恥ずかしいな…)
あなた

ってか誰だァあ!鍵閉めたのは!!
早くここから出たい……

莉犬くん
莉犬くん
(あなたちゃん……俺と二人きりなのが嫌だから早く出たいのかな?…)
あなた

(心臓バクバクしすぎてヤバいから早くここから出たいっ…)

莉犬くん
莉犬くん
(はっ!……これは……告白する絶好のタイミングなのでは!?二人きりだし)
莉犬くん
莉犬くん
あの……あなたちゃん!!
あなた

ど、どうしたの?莉犬くん

莉犬くん
莉犬くん
おっ……俺……じちゅ…実は……
「好きの気持ち」を伝える前に
いきなり資料室のドアが開いた。
先生
先生
二人ともごめんね!!
二人きり資料室にちゃんとプリント置いたかな〜と思って来たら鍵が閉まっちゃってたから
莉犬くん
莉犬くん
あ……ありがとうございますぅううう先生泣
あなた

ありがとうございますうう泣

莉犬くん
莉犬くん
(…うわぁぁぁん
告白の邪魔されたぁぁ)
あなた

(き……緊張しすぎて死ぬかと思った……
二人きりになれたのは嬉しかったけど……)

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