あなたside
いつかの楽屋の中、
菊池との仕事を終え、のんびりしてました
『きくっちー車乗せてってー』
菊池「は、やだ」
『今日車ないんだよー』
菊池「じゃあ、どーやって来たんだよw宇佐美風邪で寝込んでるし」←
『佐藤に送ってもらった』
菊池「あーなるほど」
『ね?お願い?』
菊池「もっとさ、言い方ってもんがあるんじゃないのwニヤッ」
『お願いします菊池様!グミあげます』←
菊池「よし、よかろu」
プルルルル
『あ!櫻井くん♡』
菊池「は?!」
『もしもし櫻井くん♡櫻井くんから電話なんて珍しいですね!私の声が聞きたくなっちゃいましたか?』←
櫻井((ははw相変わらずだなぁwあなた、仕事終わった?))
『はい!今終わって帰ろうと思ってたとこです!』
櫻井((この後、時間ある?))
『あります!なくても、死んでも開けます!』
櫻井((死ぬのはやめなさいwご飯行かない?))
『やった!ぜひ♡』
櫻井((よかったwどこで仕事?迎えに行くよ))
『いいんですか?TBSです!』
櫻井((んじゃ、迎えに行くわ、準備して外で待ってて))
『はい!ありがとうございます!』
櫻井((また後でね))
『はい!また後ほどー♡』プチッ
『やったやった!櫻井くんとごっはんー♡』
菊池「は!?兄貴とメシだって?!」
『あ、菊池いるのわ゛ずれ゛でだーーー!』
菊池「なぁ、俺も行きたいんだけど」
『えぇーだって、もう電話終わっちゃったしぃー』
菊池「LINE」
『...はい、菊池もいるんですけど、いいですか?っと』
『えぇ。いいよだって』
菊池「うっし!」
『せっかく櫻井くんと2人でご飯だったと思ったのになぁ((ボソッ』
菊池「あ゛ぁ゛?」
『なんでもございやせん』←
菊池「へへっ兄貴とメシ♪」
『キモッ((ボソッ』
菊池「あ゛?」
『だからなんも言ってないって!この地獄耳((ボソッ』
菊池「早く来ないかなぁ」←
『よかった聞こえてなかった』
『さってと!櫻井くん来る前に、お化粧だけ直しとこっと!』
菊池「ふふっ♪」
せっかくの櫻井くんとのご飯だったのに!
菊池の前で言うんじゃなかったよォォ
菊池、浮かれてあんな、あんな風になっちやったし、
私の嫌いな菊池の状態に、
え?いつもは嫌いじゃないのかって?
嫌いだけど、好きだよ?←
ま、櫻井くんにご飯連れて行ってもらえるだけいっか!
櫻井くぅぅぅんんんん♡♡
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。