始業式を終え 教室に入り 全員が座って何分か後に小山先生が軽い打ち合わせを終えて入ってきた
…入ってきたけど…
小山先生は入ってすぐに思いっきり転んでしまった
相変わらずクラスの皆は笑う
小山先生は顔を赤らめながら教壇に立った
…もしかしてそのまま仕切ろうとしている?
そう思ったら面白くなってしまった
小山先生はそのまま気にせず自己紹介を始めた
小山先生は男の先生とは思えないような可愛らしい字で自分の名前を黒板に書いた
小山先生はさっきの転んだ事は一切触れずに終わらせてしまった
といい 廊下の方に向かい
と呼んだ
しばらくして 小山先生と身長が大差ない加藤くんがやってきた
始業式の時は気づかなかったけど…2人とも身長高いんだな
加藤くんは消えかかりそうな声でそう言った
明らか人見知りですオーラが出ていた…のにも関わらず 小山先生は
と聞き始めた…
加藤くんは そう言われた瞬間小山先生の方に顔を向けたと思ったらすぐ前の方を向いて…
と話してくれた
小山先生は満足したのか 笑顔になり
と私の席に案内した
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。