第5話

星が降った日
1,432
2019/06/05 14:07
you
you
うーん…
私はお昼休みの時、思いっきり頭を悩ませた。

行ったらリストラ報告。

行かなかったら…だめだ。考えるな。

リストラ以上にヤバいことが起きそう。
you
you
行くだけ行ってみよう
そう呟き、自分の席を立つ。

ミランの肩に手をポンと置いて、宣言する。
you
you
バイバイミラン!楽しかった!
にっこりと微笑み、オフィスから出ていく。

後ろから「はぁぁぁ!?」と聞こえたが、

理由は後で言うよ…。
you
you
さて、ボスの城へ行きますかね
といってもジョングクさんの所だけど。

そんなこと考えても気持ちの暗さは変わらない。

私は溜息を吐きながら廊下を歩いて行った。
コンコンと、ドアのノックがなる。

俺は書類から目を離した。
グク
グク
どうぞー
ガチャりとドアの音を立てて入ってきたのは、

ついさっき知り合った女性。
you
you
失礼します
グク
グク
あ、来てくれたんですね
ソファに座って。と、誘導する。

少しばかり緊張しているような顔つき。
you
you
あの、話って…
グク
グク
あー、それが
you
you
リストラですか!?
グク
グク
…はい?リストラなんかしませんけど…
キョトンとした顔をする女性。

こっちがキョトンってしたいくらいだ。

良かったぁぁぁぁ…と、安心の表情。

まさかリストラという言葉が出てくるとは…。
グク
グク
やっぱり面白いですね
you
you
…いえ
グク
グク
あ、本題に戻ります
すみません。と、頭を下げられたが、

俺は話を続ける。
グク
グク
貴女に僕の偽の恋人をしてほしいんです
you
you
…………………はい?
俺は、その提案になった道筋を説明する。

所々、「?」が浮かぶこともあったけど、

大体は話が見えたらしい。
you
you
要するに、お母様のお見合いの電話を無くすために私を恋人だと?
グク
グク
そういうことです
you
you
それはまた…
驚くことを…。と、少し笑う。

あ、綺麗。

そう思った自分をぶん殴る。心の中で。
グク
グク
返事は今じゃなくていいです
you
you
いえ、お受けします
グク
グク
そうですか…わかりまし…え?
返事は今じゃなくていいと言った。

返事は今じゃなくても、

俺の予想は1週間は悩み、結果拒否。

そういう予想をしていたのだが…。
you
you
私に出来ることなら何でもしますよ
グク
グク
ほ、本当ですか
はい。と、頷く目の前の女性。

俺は嬉しいんだが、不思議なんだか、

よくわからない感情を持っていた。

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