第14話

四天王達の日常
29
2020/12/12 03:11
彩美…以外の人もやってるが。

内ゲバによってあちこち壊れ、黒く焦げた第8ホールもようやく静かになって来た頃。
彩美
彩美
紫苑ー!
ケーキ食べたぁーい
璃子
璃子
嗚呼、たまには甘いものも食べたいですよね〜
ルペ
ルペ
あ、賛成!
アミも年頃の女の子。
女の子らしいことを好むのも当然である。
紫苑
紫苑
あ、ケーキバイキングでも行く?
彩美
彩美
お金なーい
ルペ
ルペ
右に同じくー
璃子
璃子
紫苑のおごりで〜
紫苑
紫苑
え?ちょっと待って!?
彩美
彩美
連れてってくんないの?
璃子
璃子
の?(圧)
紫苑
紫苑
あのー…お嬢さん方???
波瑠
波瑠
アミちゃん俺と行くー?
波瑠
波瑠
もちろんおごりで
彩美
彩美
行くっ!
紫苑
紫苑
え、波瑠!?
ルペ
ルペ
波瑠さん俺もいいー?
波瑠
波瑠
えーどうしよっかなw
ルペ
ルペ
え、アミだけずるくない!?
彩美
彩美
えっ??w
波瑠
波瑠
冗談www
いいよ行こうwww
ルペ
ルペ
やった!
紫苑
紫苑
え、ちょ、波瑠抜け駆けすんな!?
波瑠
波瑠
抜け駆けは別にしてないよ〜?
なんだろうか、この平和な人種は。
作者でさえ彼らがマフィアであることを忘れそうである。

だがまぁ、どんな職種であれ平和であることは一番いい。
そんなこんなで頭領と四天王3名、それと幹部が一人、はいかにも、というような可愛らしい店でしっかりと甘味を堪能した。
彩美
彩美
ねーねー紫苑それなにー?
紫苑
紫苑
あ、これあっちにあった
彩美
彩美
へぇー
次取ってこよ〜
ルペ
ルペ
アミそれ一口頂戴?
彩美
彩美
いいよ〜
ルペのもちょーだい
璃子
璃子
飲み物取ってくるけどいる人〜
波瑠
波瑠
あ、俺コーラ
璃子
璃子
波瑠は自分で行ってきてくださいw
波瑠
波瑠
え、ひどwww
ルペ
ルペ
ココア〜!
彩美
彩美
左に同じく!ミルクもほしいっ
璃子
璃子
はーい
傍から見たら絶対にマフィアだとは誰も思わないだろう。
制限時間いっぱい楽しんで、それからウィンドウショッピングを楽しむ一行。波瑠や紫苑が甘やかすのでどんどんと彼らの荷物は増えていった。



 



















流華
流華
おかえり…って荷物多いな…






















そうだろうな、と言う諦めとも取れる顔で出迎えてくれた流華だったが、いつものけだるそうな表情から一変して紫苑を見るなり報告をする。
流華
流華
頭領、あんまり良くない知らせです。
話を切り出す一言に、その場の空気が貼り詰める。
流華
流華
交渉決裂。
ただの一言だった。

しかしただならぬ一言。
紫苑
紫苑
そうか…
暫くは荒れるかもな。
内々に勧めていた外交がこじれ、少しずつ隣の領地の夜の組織と軋轢が生じ始めるまで、そう長くはかからないだろう。







----------あとがき----------

はいっ!お久しぶりです!定期テストが終わりましてね、意外といい感じの点数が返ってきてるんですよ。
いやぁ、煽ってくれたクリーパー(仮)、偉大ですね。
持つべきものは友人。

そんな友人が少ない鈴宮ですが本日誕生日!いやぁ、得に何も無いですね。
あと一時間少々で16歳になるらしいのですが…精神年齢はいつまでも14歳ですよ。厨ニデスよ。
結構ネ友さんとかメッセージカード送ってくれたりとかしてね。
いやはや、いつもありがとうございますううううう!

これからもよろしくお願いします♪

それではまた!

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