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第74話

2
【レコーディングルーム】
砂月
砂月
始めるぜ。今までの曲をレコーディングするんだろ?俺にとっては、最後…だからな。
七海春歌
七海春歌
最後なんかじゃありません!!四ノ宮さんの中に生き続ける事が出来るはずです。
砂月
砂月
お前…さっきの話を聞いていたのか?俺は消える。もう…アイツの重荷になるような事はしたくない。
七海春歌
七海春歌
重荷だなんて事…四ノ宮さんは思っていません!!それは、砂月さんがよく分かっているじゃないですか。
砂月
砂月
(コイツ…那月と出逢って数年しか経っていないってのに、俺以上に那月の事を考えていたなんてな。)

泣くなよ…お前に泣かれると胸が苦しくなる。
砂月は、唇で春歌の涙を押し止める。
砂月
砂月
ほら。シンセを奏でろよ。
指先で涙を拭う春歌は、シンセサイザーの前に座る。それを確認してか、砂月はブースに向かいマイクの前に立ち春歌に合図を送る。春歌は、その合図を受け取って「サザンクロス恋唄」を奏で始めた。
砂月
砂月
砂塵の暗闇 彷徨う時さえ
優しさが僕には聴こえたよ

花火のラビリンス 吐息が近くて
君の瞳(め)に吸い込まれたよ

初めて 名前で 呼ばれた日に
恋のヒューズ ハジけて 星になった

南十字星(サザンクロス)の恋唄(ワルツ)
君となら 僕は夢に飛べる
ぎゅっと繋ごう 二人のフレーズ 愛だと唄ってるよ
そうさ 僕は 君のための歌なんだ
迎えに行くから… 月で待ってて…


上弦の宵に 踊ろうよMy Princess
星空を シャンデリアにしてさ

本当の笑顔 本当の涙
「愛してる」それしか見当たらない

たぶんね これから 幾千もの
口づけ 重ねて 近づくLove song

抱きしめようHeart beat
聴こえるよ 君と云う鼓動
熱情のMilky way 「大好き」が空を描いたあの日
夏の悪戯(いたずら) ダメ…もう止まらないんだ
そこを動かないで… キスをするから…


永遠…悠久…なんて言葉で
君との 誓いを 表せばいい?


南十字星(サザンクロス)の恋唄(ワルツ)
胸の声 聴こえていますか?
ぎゅっと繋ごう 二人のフレーズ 愛だと唄ってるよ
そうさ 僕は 君のための歌なんだ
二人は重なるよ 君の強さで…
迎えに行くから… 月で待ってて…
弾き終わる頃には、春歌の目からは涙が溢れ出していた。それを必死に手で拭っていたが止まらない。それを見兼ねたのか、砂月は春歌のもとへと足早に歩み寄って抱きしめる。