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第90話

5
【レコーディングルーム】
七海春歌
七海春歌
セシルさん。どの曲から録りますか?
愛島セシル
愛島セシル
「愛と夢とアナタと」かいいデス。
七海春歌
七海春歌
分かりました。
ブースに入ったセシルとマイク越しで話す春歌。セシルにOKサインを出すと、セシルは息をすっと吸い込んでから歌い始める。
愛島セシル
愛島セシル
「人」の「夢」だと 綴れば“儚し”
それが世の常だと 知ってもそれでも
諦められぬ 事も人の性
我が身憂い 明日を行く

心の琴線へと 触れたアナタの何時かの言葉
いまも脳裏で 甦るから

愛が、くるしくて くるおしくて
滾る愛のままで
夢が、野を越え 山越えて
一握の砂 汗と涙とで
掴み取るから 待っていてほしい


空と大地の狭間で 彷徨う
戸惑いかの如き 霹靂 掻き消し
アナタと生きる 未来は星のよう
その素肌へ 照らすから

満ち溢れ出す願い まるで月の雫のようだと
心ひとつで詠い告げよう

愛が、通りゃんせ 通りゃんせ
乱れ桜のように
夢が、通りゃんせ 通りゃんせ
どんな試練も 決して負けまいと
求めるほどに 燃える恋心


愛が、くるしくて くるおしくて
滾る愛のままで
夢が、野を越え 山越えて
一握の砂 汗と涙とで
掴み取るから いま抱きしめたい
録音し終えると、一旦一息入れる為にソファーに座るセシル。
愛島セシル
愛島セシル
残りの曲は、「Eternity Love」…
七海春歌
七海春歌
(喉が疲れているのかも知れません。)
春歌は買い置きしておいたミネラルウォーターをセシルに差し出す。
七海春歌
七海春歌
セシルさん。お水をどうぞ(*^^*)
愛島セシル
愛島セシル
ハルカ…アリガトウ^^*
ミネラルウォーターを受け取ったセシルは、キャップを捻りゴクリと喉を鳴らし飲む。
そして、静かにソファーから立つとブースへと戻るセシル。