無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第18話

おれのご主人様。
___ねこ助side__
__ガタンゴトン


遊園地からの帰り道。

あなた

……zzz

隣にはすやすや眠る、おれのご主人様。


電車がちょっと揺れて、ご主人様の頭がおれの肩にコツンと落ちてきた。
胸が高鳴って、ひょこっと猫耳がでてくる。

ドキドキしたりしたときにでてくる俺の猫耳。


はっきり言って、こんなの邪魔でしかない()
「____まもなく、##駅」
電車のアナウンスがなる。
ねこ助
あなたー、着いたよー?起きて。
んー、って、起きてるか寝てるのかよく分からないご主人様をなんとか改札を抜けさせて駅をでる。
あなた

……んー、ねこ助ぇ…

ねこ助
……んー?
あなた

おんぶー……

ねこ助
ふふっ、はいはい。
寝ぼけてるご主人様かわいいなぁ、なんて思いながらかがむ。


こんだけ眠そうだし、明日になったらこのこと忘れてるんだろうなぁ。明日このこと話したらきっと顔真っ赤にするんだろうなぁ。
しばらく歩いたら、ご主人様の家が見えた。

ご主人様から鍵をもらって家を開ける。


とりあえずご主人様をベッドに寝かせる。
ねこ助
そういえば、あなたのお父さんとお母さんは?まだ帰ってきてないの?
この家に俺がペット兼彼氏として来てから、1度も見ていないご主人様の両親の姿。


神様からは死んでるなんて聞いてないから生きてはいるはずなんだけど……
あなた

…お父さんも、お母さんも、転勤ばっかで、単身赴任、的な感じ…

やっぱり眠たいのか、目を閉じたままそう話すご主人様。
ねこ助
…あなたは、寂しくない?
そう聞くと、ご主人様は少し笑った。
あなた

……ちょっと寂しいけど、寂しかったけど…今は、ねこ助がいるから…全然寂しく、ないよ…。

それから聞こえてきた寝息。
この家にいっつも1人で「いってらっしゃい」も「ただいま」も誰にも言ってもらえなかったご主人様。


お父さんもお母さんも自分のために仕事頑張ってくれてるからって、きっとわがままも言ってこなかったのかな。


俺がご主人様の隣にいれるのは、あと1ヶ月と少し。

2ヶ月もない。


そんな少しの時間だけでも、ご主人様の、あなたの1番近くにいたい。


_____ホントは、ずっと隣にいたい。


そんな気持ちが芽生えてきている自分に、ちょっと笑えてしまう。


俺、ロボットで、猫なのに。

人間じゃないのに、こんな気持ち許されるはずがない。


でも、少しだけなら。思うだけなら。
ねこ助
おやすみ。ご主人様。
少しだけでも、好きって伝えられたら___


そんな気持ちをこめて、ご主人様のおでこにそっとキスをした。