第5話

1,629
2019/07/31 08:11
8年前…

















年上の男子に告られた。





???
あなたちゃん!

好きです!
付き合ってください!
あなた
え、ごめんなさい。

貴方のこと、今初めて見たので。
???
え、じゃあさ、

好きな人とかいるの?
あなた
いや。

いない。
???
ならいいじゃん。
あなた
ごめんなさい
???
あ''?
あなた
はい?
???
この俺が告ったんだから付き合えよ。
あなた
…ごめんなさい…
???
おいっブンッ
あなた
イッた…
???
付き合えよ。
あなた
…ごめn
???
ブンッ
あなた
イッ
???
付き合うか?
あなた
…は…はい…













この後も暴力は続いた。













やっぱり嘘をつけばよかった。




















これが私のはじまりだ。













現在













男子
好きです!

付き合ってください!
あなた
ごめんなさい。

好きな人がいるので。
男子
え、俺を振るの?

学校一のモテ男を?
あなた
あ。はい。
男子
ふざけんなっブンッ













その後の世界はスローだった。













男の腕が私の頬にあたるのを













人ごとのように眺めていた。













あなた
大吾
パシッ












え…?













大吾
俺の女に手を出すな。
男子
ち。

覚えてろよ。
大吾
大丈夫?
あなた
あ…はい。


では。
大吾
ねぇ!

ちょっと待って!
あなた
なに?

助けてって頼んだ覚えないんだけど。
大吾
俺と付き合ってくれへん?
あなた
は?

無理です。
大吾
じゃあ、今みたいな目に会いたいの?
あなた
謙杜
なにしてんすか?w

また女の人口説いてるんです?
大吾
違う。
駿佑
わ~お

この子ねぇ…
あなた
なんですか?
大吾
ちょ、お前らどっかいけって。
あなた
なに?公開処刑しようか?
大吾
俺らについてきたら、

絶対危険な目にあわさせんから。
あなた
大吾
だから、守らせて?
あなた
…守るだけね…














これは、













嘘人間が、













自分を変えようとする物語。





























































ねくすと。

プリ小説オーディオドラマ