しばらく片手を引かれて
歩いた。
突然にみっちーが話し出した。
それから。
みっちーとは、
さよならして。
自分の家に帰った。
ガチャ
今日も
誰もいない部屋に声をかける。
ドサッ
ベッドにうつ伏せに倒れて。
悩む。
みっちーと流星くん。
ちっちゃなころからずっと
大好きだった。
引っ越しが決まって。
二人と別れて。
流星くんにはなくて
みっちーにはある
気持ちに気付いた。
''好き''
ってこと。
でも。
もう会えないからって
諦めてた。
こんな時
私はだれに相談するんだろう…
一番最初に頭に浮かんだのは
間違いなく
君だった。
プルルルルプルルルル
ねくすと。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。