学校に着き、それぞれの席へ座った。
そして、朝学活が終わり、1限は数学だった。
そう、数学はそら先生が担当。
昨日みたいな対応してくれるかな_____
なんて思った私が馬鹿だった。
一瞬耳を疑った。
昨日とはまるで違う口調。
急な荒井呼び。
あーあ、やっぱり私はこういう運命なんだ。「身代」ってこうなんだ。
って、改めて思った。
私は黙々と問題を解き、答えを発表した。
そして、長い長い授業が終わった。
そして、長い1日は終わり、部活の時間になった。
私は辛い練習に耐え抜き、部活が終わった。
こんなのが、卒業するまでの残り1年間続くなんて考えたくもなかった。
私は帰り道、千尋に相談した。
私は家へ帰った。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。