大「お邪魔します…」
樹「どうぞどうぞ」
「今からご飯作るね。きょもも食べるでし
ょ?」
大「え、いいの?」
樹「いいよ!一人で食べるよりいいじゃん笑」
大「なら、お言葉に甘えて、」
樹「はーい!」
大「(北斗今頃何してるんだろ。ちょっと連絡してみようかな。謝らないと。)」
〖大我と北斗のLI〇E〗
返事がない。
大「(やっぱそうだよね。つくわけないよね、
だってあんな酷いことしたから。)」
気づいたら泣いていた。
樹「きょもー!できたy…。どうしたの、なん
で泣いてるの。」
大「あ、いや、これは…」
樹「隠さないで、教えて、」
大「うん。北斗、既読つかない。」
樹「連絡したんだ。」
大「うん。一応謝った方がいいかなって。」
樹「ねぇきょも?きょも北斗に何されたか分か
ってる?」「冷たくて、夜の帰りも遅い、挙
句の果てには無視だよ!?」
樹「きょもは悪くない。だから既読つかないの
は気にしないで、ね?」
大「そう、だね。」
樹「さっ!この話は後で!ご飯が冷めちゃう
よ!」
大「そうだね!ごめんね!」
「うゎ〜美味しs…」グスッ
樹「え、え、このご飯嫌だった!?ごめん!作り
直した方がいいかな!?ごめん!」
大「あー!違う違う!ごめん。この料理俺1番
好きなの。昨日の夜もこのご飯北斗が作っ
てくれてた。でも食べる気しなくて食べな
かったのよ笑」
樹「そっか、昨日の夜はほんとに辛かったんだ
ね。」
大「あー!ほんとにごめん!またこんな話。
さ!食べよ!いただきまーす!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。