第55話

証拠
………やっぱりこんなの1人で片付けるなんて無理だよ……
貴方
貴方
うっ……うぅ……
私は泣いていた…
こんなの辛すぎる

やってない事ばかり疑われて
どうしたらいいのか分からない
カラ松
あなた!大丈夫だ安心しろ!
俺はお前がやっていない事はちゃんと分かっている
そう言って私を抱きしめてくれる

抱きしめてもらったのって何回目だっけ……
カラ松くんは本当に優しい……

私の事をちゃんと信じてくれる…
嘘だとしても嬉しい
貴方
貴方
ありがとう……
でも、早く行かないと先輩に怒られちゃうよ?
カラ松
俺はあなたの為だったら怒られても構わないぞ?
そう言って片付けるのを手伝ってくれた
貴方
貴方
カラ松くん……
──────────────────────
カラ松
ふぅ~結構早く終わったな!
貴方
貴方
ありがとう…
2人で片付けると案外早く終わった
カラ松
早くみんなの所に行かないとな!
カラ松くんはニコッと笑って
私の手を握り走ってみんなの所へ向かった
モモブ
モモブ
カラ松!お前あなたの味方すんのか!?
モモブ
モモブ
こんな最低なヤツの事を!?
貴方
貴方
ッ………!
最低な……ヤツ……か……

私のせいでカラ松くんが責められてる…

ごめんなさい…
声が出ないの怖くて……
カラ松
あなたの味方をするのは当たり前だろう?
モモブ
モモブ
光希の言ってた通りだな……
お前あなたのこと好きだから庇ってんだろ
そういえば…光希そんな事言ってたな…
嘘に決まってる……

本人じゃないのに光希が知ってるのおかしいもん……

教えてもらったとしても嘘ついてるかもしれないし
カラ松
そうだが…?悪いか?
…!!

そう…だったんだ……
私全然気づかなかった…
知宮 藍莉
知宮 藍莉
そ、そんな好きだから庇うなんて……おかしいよ!
知宮 藍莉
知宮 藍莉
あなたちゃんがやってない証拠なんてないのに!好きってだけで庇うなんて…………
カラ松
あなたがやったって証拠も無いだろう?
知宮 藍莉
知宮 藍莉
そ、そうだけど!
でも先に来てたのあなたちゃんだもん!
怪しいじゃん!
全部全部私のせいだ…………
私のせいで全部めちゃくちゃに……

もうダメだ…
私の近くにいる人たちに迷惑かけちゃう……

私のせいで喧嘩になっちゃった……
貴方
貴方
もうやめてよ……
全部私が悪かったの……
私が部室を荒らした……もういいでしょ?
何も考えたくない
ここから消えてしまいたいくらい