第56話

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2021/12/04 13:00



日付が変わり数時間たった頃…


1人が帰るかーなんて言い出し

次々と部屋に戻って行った



部屋にのこったのは、

康二、ふっか、翔太、樹

そして、私と蓮



康二
あなた、まだ全然酔うてへんな?
あなた
でも結構飲んだよ?
ふっか
いつでも俺の上、空いてるよ?
あなた
そのネタ辞めてよー!!
ネタじゃねーよ!!
ガチだからね?
康二
めっちゃ可愛いよな?
俺もされたいもん
翔太
もしかして、ふっかだけ見てない?
ふっか
え?俺見てないかも…
あなた
でも、ちょっと抱きついただけでしょ?
いやー違うね。
寝てる時のあなたと一緒だもん。
ちっちゃくなって、服掴む仕草が
翔太
寝ぼけてる時のあなた
すっごい可愛い!!
え?なんで知ってんの?
翔太
美顔器する時に、たまに寝ちゃうもん
えー!!寝たあなたの
おっぱい揉んでんだろ!!
翔太
樹じゃないから、そんなことしないよ
ふっか
俺なら確実触るなぁ…
康二
うん…
俺もちょっと普段出来やんこと
やってみたくなるな…
あなた
マジで、気抜けんじゃん!!
ふっか
気抜いたらすぐ触るから
あなた
辞めてよー
ふっか
ちょっとだったら、いいでしょ?めめ
めめ
いや、ダメでしょ?
あなたの許可無く触るのは
ふっか
え?じゃあ、めめは、許可貰ったの?
めめ
あ、聞いてない
俺も許可出してない
翔太
樹、関係ないじゃん!!
めっちゃあるから!!
俺のあなただと思ってたもん
あなた
誰の物でも無いからね?
康二
そうなん!?
めめと付き合えへんの?
あなた
うん…
誰とも付き合わないと思う
康二
そうなんや…



その後、蓮が話題を変えてくれて

1時間程話した後

解散することになった



みんなが帰る帰り際


あなた
ねぇ…蓮も自分の部屋で寝て?
めめ
え?なんで?
あなた
ゆっくり寝て欲しいから…
めめ
いや、寝てるよ?
あなた
疲れてる蓮を見るのが辛いから…
めめ
わかった…
あなた?
あなた
ん?
いや…
あなた
ほんと、ありがとうね
また来てねー
めめ
あなた…あの…
あなた
蓮も、おやすみ


少し強引に、蓮も一緒に部屋から

出した





きっとこのままじゃダメだ…

強くなんてなれない…



蓮にも迷惑かけてばっかりだし




1人でソファーに座り

考えこんでいた



インターホンが鳴り

我に返った


モニターを見てから玄関に向かった



ドアを開けると…
あなた
どうしたの?
めめ
あなた…


突然抱きしめられて驚いた



あなた
蓮?
めめ
なんで離れて行こうとするの?
あなた
ゆっくり休んで欲しくて…
めめ
ずっと一緒に居よう?
あなた
出来ない…
めめ
なんで?
あなた
わがままなんだけど…
1人に決めると怖くなるから…
めめ
あなた、心配しなくていいんだよ?
あなた
わかってるけど…
ごめん…
めめ
じゃあ、今日は一緒に居たい
遅い日は、自分の部屋に帰るね?
あなた
うん…ごめん
めめ
謝らなくていいから
あなた
ありがと



結局、いつも通り、蓮と翌日まで過ごした


お昼前に起きて、蓮を送り出した



何しようかなと考えながらも

とりあえず、出かけようと支度をしていると…



あなたーーー!!


樹が入って来た



あなた
樹!?
俺ー
ねぇーあなた、時間ある?
あなた
うん。
どうしたの?
え?何も無いよ?
あなた
そっか…
わがまま言っていい?
あなた
やだ
お願い!!
あなた
やだ。
だって樹のわがまま
ほんとに変なお願いだもん!!
違う!!
また来てもいい?
あなた
え?
あなたと離れてわかったんだよね…
俺、めっちゃ寂しいの
あなた
そ、そうなんだ…
しかも、今 目黒めっちゃ忙しいんでしょ?
あなた
うん…
居ない時は、来ていい?
あなた
うん…
え?ほんとに嫌なら言って?
あなた
嫌じゃないよ?
じゃあ…いいや…
あなた
あ、樹仕事は?
んー夕方からなんだよねー
あなた
そっか
あなたどっか行くの?
あなた
ちょっと出かけようかなって
一緒に行く?
あなた
いや、バレたら困るし…
えー!!いいんじゃない?
あなた
だめ。
じゃあ樹が仕事行く時に、出ようかな
あなた、優しい!!
あなた
優しいよ?樹より
俺の方が優しいよね?
あなた
樹が優しいのは、否定しないけど…
ねぇ…ギュってしていい?
あなた
いいよ…



久しぶりに、樹に抱きしめられた


目が合ってキスをした



あなた…
あなた
ん?
やっぱ俺のあなただわ
あなた
ばか…


何度もキスを交わした



でも、それ以上することは、無かった




そろそろ行かねーと…
あなた
うん…
寂しかったら言っていいんだよ?
あなた
大丈夫
大丈夫じゃねー顔してる
あなた
樹…
ん?
あなた
ごめんね…
なんで?
あなた
ううん。
行ってらっしゃい
行ってきます



樹は、笑顔で部屋を後にした



樹に抱きしめられると

やっぱり樹が恋しくなる

もっとって、思ってしまう…



蓮とは、また違う感覚






でも、このままだとまた樹に頼ってしまう

そうだ!!何か新しいこと始めよう!!

そう思って、料理を勉強することにした


とりあえず、カレーなら私でも作れるでしょ!!


そう思いたって、スーパーに向かった



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