第57話

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2021/12/05 13:00


カレーを作るためにスーパーに向かった



んー…カレーって、簡単そうだよね?

よし!!ハンバーグにしよう!!



急遽予定変更!!

スマホでレシピを調べて必要な材料を買った



部屋に戻り早速、作り始めた!!



玉ねぎを泣きながらみじん切りして

炒めて混ぜて…


ちょっと焦げちゃったけど

ソースで誤魔化した 笑


写真を撮って…

食べて見ると…



半生じゃーーーん!!


レンジで温めて

とりあえず火を通して食べてみた


意外といけちゃう!!

もっと練習しよう!!

ウキウキしながら片付けていると

インターホンが鳴り


モニターをみると康二の姿があったので


ドアを開けた



康二
めっちゃええ匂いなんやけど!!
あなた
ハンバーグ作ったねん!!見て!!
康二
え!?すごっ!!
めっちゃ美味そうやん!!
俺も食べたい!!
あなた
また今度ね?
今日は、私が味見してみただけで
もう食べてもたから
康二
めっちゃ残念やわ…
あなた
また今度のお楽しみに…
で、どうしたん?
康二
いや、樹くんが、あなたは、寂しいって
言えん子やからーって
あなた
樹、心配性なんよな…
康二
今日も、めめ遅いやろ?
一緒になんかしよー思って
あなた
じゃあ…映画見らん?
あの恋愛映画めっちゃ見たいねん!!
康二
ええよー



康二と恋愛映画を見る


目が合うと…


康二
恥ずかしいから、こっち見るなって



やってさ 笑

そんな康二が、可愛くて

ぴったりくっついて映画を見た



康二
そんなくっついて来たら
チューしたくなるやん?
あなた
する?
康二
いや、あかんて…
めめもうすぐ来るやろ?
あなた
めめ、今日は来やんかな…
色々あって…
康二
じゃあ、お泊まりしてもええん?
あなた
いいよー
康二
いやでもなぁー…
お泊まりは、ちょっとあかんような…
俺、めめと比べられんの嫌やなぁ
あなた
ちょっと待って康二!!
ヤる前提で考えてへん?
康二
めっちゃ考えてる!!
あなた
いやいや…
普通に、寝ようよ?
康二
あーそうか!!
ヤらんでもええんか…
ほな、泊まるわ
あなた
私、みんなとヤってるわけちゃうからね?
康二
俺の理性が保てるかどうかやな…
あなた
それ、ふっかと一緒やん
康二
いや、ちゃうで!!
だって俺から見たあなたは、
可愛い妹なんやもん
あなた
えーそれ、嫌や
康二
え?俺のこと好きなん?
あなた
ちゃうけど…
康二
ちゃうんかい!!
いや、でもほんま
守ってあげたくなるねんなー
あなたって
あなた
ありがとう。
まぁー深く考えんと
一緒におって?
康二
おん。ええよ。


康二とは、良い雰囲気には、ならない

まぁー康二が、そういう雰囲気を作らない

って、感じやけど…



それから…

寝室のベッドで、何事もなく

朝を迎えた…(多分)

夜中に、キスされたような気がしたような

せんかったような…



康二
おはよう…
あなた
おはよう…
康二
仕事?
あなた
うん。康二は?
康二
俺も仕事行かなあかんから
部屋戻るわ…
あなた
また来てな?
康二
来るよ


ベッドから起き上がり

抱きしめられて

頬にキスをしてから

康二は、部屋を後にした



ちょっと康二にドキッとした







そして、その日から

私の料理作りが始まった


毎日何か1品は、作るようにした

こっそり舘さんに、連絡して聞いたりもしたけど

出来ることが増えるのが楽しくて頑張った



夜は、1人で寝るようになった



蓮は、相変わらず忙しそうだけど

もうすぐ落ち着くかな?って

言ってたし…


初めての手料理は、誰に食べて貰おうか

めっちゃ悩んでいた
そんな時、樹からたまたま連絡があり

部屋に来ることに



あなたーーー!!
あなた
ん?
相変わらずじゃん…
俺への冷たい態度
あなた
そう?
てか、部屋の雰囲気変わったね?
新しい男でも出来た?
あなた
樹じゃないから…
は?あなた、俺のことそんな風に
思ってんの!?
あなた
うん。
最低だわ…
で、何でなの?
あなた
まだ数週間だけど、料理始めた…
は?あなたが!?
あなた
うん…
え?料理出来なかったよね?
あなた
うん…
ヤバい!!めっちゃ成長じゃん!!
あなた
でしょ!?
で、初めての手料理を誰に
食べて貰おうか悩んでるとこ
え?それもう、俺でしょ?
あなた
樹にも食べて欲しいけど…
決めきれなくて…
えー!!
俺だけでしょ、そこは
あなた
やだ
えー!!じゃあー慎太郎は?
あなた
なんで?
何でも美味しいって言いそうじゃん!!
あなた
まじで最低…
絶対 樹には、あげないもん!!
えー!!なんでー!!
俺も食べたいーーー!!
あなた
やだ



その後も、グダグダと文句を言われながらも

樹と2人きり久しぶりに過ごした



あなた
てか、なんで来たの?
え?来ちゃダメなの俺?
あなた
いや、いいんだけど…
ん?あ、俺 気にしてないからね?
色々あったけど…
やっぱ、あなたと居たいんだよね…
だから、俺と居たいって言わせたい
あなた
わかった…
私も、樹のこと普通に好きだし
でしょ?
だから、一緒にいてあげるね?
あなた
わかった



また、樹との日々が

始まると思うと

複雑な気持ちでもあり

嬉しくもあった

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