第58話

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2021/12/06 13:00



料理を始めて約1ヶ月がたった


そして…

1番最初に食べて欲しいと思ったのは…





みんな!!




仕事の都合がつかない人も居たけど

夜に、家に来てくれることになった





練習した料理を作りながら

みんなを待つ




しばらくして最初に来たのは、樹



あなたーーー!!
ただいまー
あなた
おかえり
めっちゃ料理してんじゃん!!
あなた
めっちゃ頑張ってる!!
え?指どうしたの?
あなた
あ、さっきちょっとだけ切っちゃった
え!?大丈夫なの?
無理すんなよ
あなた
大丈夫!!
あ、樹テーブル拭いて、お皿出して
俺さぁー
あなた
え?帰りたいって?
いや…



テーブルを拭いて

私の後ろに立つ 樹


ねぇ…皿とかあんの?
あなた
あるよーそっちに…



振り向くと抱きしめられて

キスされた



あなた
樹…離して?
離したくない…
エプロン着けて料理作るとか
抱かれたいアピールでしょ?
あなた
ち、違うよ…
また一緒に寝たい
あなた
でも…
やだよ?俺
あなたの言うこと聞かないからね?
あなた
樹…ねぇ…
あなた…好き…



またキスを交わす

触れるだけのキスを繰り返し

舌で唇をこじ開けて

舌を絡める…


思わず声が漏れる…



あなた
樹…ちょっと待って…
待てない…
あなた
ちょっと待ってってば!!!!!!
え?
あなた
あぁー…樹のせいで焦げちゃったじゃん!!
いや…ほんとごめん…
あなた
あーあ…
まじで、ごめん!!
俺が食うからいいよ
あなた
だめ!!
みんなに食べて欲しかったのに…
俺のせいで焦げたって言うから
あなた
そんなこと言ったら
何してたのー?ってなるでしょ?
絶対ならないようにするから!!
あなた
絶対だよ?



そこに、インターホンが鳴り

樹が鍵を開けに玄関に向かった



大我
あなたーーー!!
え?めっちゃいい匂いするじゃん!!
ジェシー
ほんとだー!!
てかまじで料理してんじゃん!!
慎太郎
あなた、エプロンして可愛い!!
料理出来る人みたいじゃん
こーち
めっちゃ頑張ってるねー
北斗
あなた、お酒買ってきたー
あなた
忙しいのに、ありがとうね
大我
え!?焦げてんじゃん!!
あなた
あ…そうなんだよね…
俺が声かけちゃって
焦げちゃったんだよねー
大我
どうせ樹のことだから
邪魔したんでしょ?
慎太郎
絶対そうだよねー
北斗
エプロンに興奮しちゃった?
そ、そんなことあるわけねーだろ
こーち
バレてんじゃん!!笑
あなた
樹!!
ほんと、ごめん!!
慎太郎
なんか手伝うことあるー?
あなた
お皿とか出してくれるとありがたい
こーち
俺も手伝うわー
あなた
ありがとうー
樹 全然つかえなくてさ…
つかえねぇーとか言うなよ!!
持続性と膨張率が大事なんだよ!!
ジェシー
AHAHAHAHA!!
何言ってんの!?
あなた
ほんと、頭大丈夫?
大丈夫だわ!!



準備をしていると

またインターホンが鳴り

樹が、玄関に向かった



ラウ
あなたちゃーーーん!!
あなた
え!?ラウ!?
え?待って待って!!まじで嬉しいんだけど!!
ラウ
あなたちゃんのご飯食べたくて
来ちゃった!!
あなた
まじで好きーーー!!


思わずラウに抱きついた



舘様
あなた…焦げちゃわない?
あなた
あ!!ごめんね?ラウ
また後でね…
ラウ
うん!!
あべちゃん
ほんとにあなたが、作ったの?
さっくん
ヤバい!!あなたこんなん作れんだー
翔太
あなた、すごい!!
めっちゃ美味しそうだし!!
ふっか
俺の為にありがとうね?
あなた
ごめん、ふっかの為じゃない
めっちゃ美味しそう!!
たんぱく質めっちゃ多いし!!
あなた
うん…照にも食べて貰えるように
お肉メインにしたよー
康二
え!?お好み焼きもあるやん!!
あなた
そう!!作ってみた!!
でも、全然 康二みたいに
上手く作れんかったからこれは、失敗かも
康二
めっちゃ美味しそうやで?
でも、まぁー今度俺が手取り足取り
お好み焼きの作り方教えるわ
めめ
手取り足取りって…
なんかヤラシイよな
康二
全然ヤラしないで?
舘様
あなた、これもういいんじゃない?
あなた
あーごめん!!
ありがとう、忘れてた
舘様
盛り付けようか?
あなた
お願いします



みんなに手伝って貰いながら

テーブルに並べた



あなた
よし!!出来た!!
めっちゃ美味そうじゃん!!
手を合わせて下さい!!
いただきます!!


樹が声をかけて

食べ始めた


あなた
不味かった…?
ねぇ…なんか喋ってよ…
ラウ
めっちゃ美味しいよ!!
あなたちゃん、スゴい!!
舘様
ほんと美味しいよ
1ヶ月とは、思えない
ジェシー
めっちゃ上手いじゃん!!あなた
ふっか
俺と結婚する?
大我
あなたが作ったとは、
思えないぐらい美味しい
あなた
ありがとう!!
作って良かった!!
俺、やだ…
あなた
ごめん…樹
違うくて…こんな美味しい料理
俺だけに作って欲しい!!
あなた
なーんだ…また作るね?
俺だけにね?
あなた
はいはい…



みんなが美味しいって食べてくれて

良かった


苦手で避けて来た料理に

チャレンジした自分を褒めてあげたい 笑



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