樹と会わない日々が続いた…
ジェシーも、大我も、慎太郎も、こーちも
北斗にも廊下とかマンションで会うのに
樹だけは、会わない…
樹と知り合って2週間以上会わないのは、
初めて
そして、毎日 蓮は、家に来るようになって
遅い時は、康二や翔太、照が来たりする
時には、舘様やさっくん、ふっか
あべちゃんも一緒に来てたり…
ラウは、相変わらず忙しそうで
廊下で会ってハグだけする感じ…
2週間以上もそんな状態で
慣れてしまっていたある日…
蓮と夜遅くにスーパーで買い物していた
そこに、ジェシーと樹が居た
樹は、ジェシーの服を掴み
別の場所へと行った
樹…
元気そうだったな
良かった…
そんなことを考えながら
蓮と手を繋いで部屋に戻った
部屋に戻り
買った物を冷蔵庫にしまう
樹と会ってしまって
久々に樹のことを思い出してしまった
バスルームに向かい
お風呂に入る
ダメだ…
樹のこと思い出しちゃった
考えていたら
脱衣場から蓮の声が聞こえた
戸惑っていたら、蓮が入って来た
腰にタオルを巻いて
そして、湯船の中の私の隣へ…
そのままお風呂で、何度もキスをした
私は、どうしたいんだろう?
樹のことも、蓮のことも…
みんなの事も…
蓮と向かい合わせで、蓮の膝の上に座り
キスを続ける
目の前の蓮の胸に、全て投げ出して飛び込めたら
いいのかもしれない…
でも、全て投げ出すってことは、
樹のことも…
蓮にしがみつき
肌と肌をぴったりとくっつける
ドキドキしてる、私
蓮の心臓の音も早いのが、伝わってくる
舌を絡めてキスをし
蓮の手は、私が感じる場所を辿る
いやらしい声が、バスルームに響く
バスタブの縁に座らされて
足を広げられる…
秘部の中に入った蓮の長い指が
何度も良い場所を刺激し
潮を吹いた
私は、蓮のモノを口に含み
手と口で愛撫する…
バスルームに響く、蓮の吐息
そう言って、蓮のモノが、私の中へ…
それだけで、イきそう…
そのまま蓮のモノが、
私の良い場所を何度も刺激し
蓮は、私の中で果てた
あー…ダメだ…
そんなこと言われると思って無かったから
涙が溢れ出した
1人じゃないって、わかってるけど
血の繋がる家族が居ないこと
本当は、心のどっかで物凄く不安だったんだ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。