けど…
流星くんは、戻って来なかったんだ。
きっと高校生になったら、逢える。
私は、それだけを信じていた。
「 今更 逢えたとしても…こんな私じゃぁ… 」
結局…そうなんだから、
逢えなくて、正解だったのかもな。
想い出は…美しいまま、、心にしまっておこう。
「 よっし!、、収納完了!!! 」
私は、部屋でひとりなのに、明るく振る舞った。
照史「 あなた〜!、、ご飯炊けたでぇ〜 」
あなた「 はいはい… 」
あなた「 はいはい、はいはい、はいはい、はいはい、、 」
部屋から出て、階段を降りるテンポで、そう言いながらキッチンへ入った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。