放課後。
重岡「 あなたちゃ〜ん まだぁ?、、はよせんと、濵ちゃん怒るでぇ〜ww 」
あれから、いつものペースへと戻っていた重岡くんは、私を急かしては面白がっていた。
あなた「 濵田先生 怒らないでしょぉ〜がぁ〜w 」
いつものふたり。
で、居たかったのに…
重岡「 なぁ?、、今日は一緒に帰れるん? 」
あなた「 はぁ?だから専属マネじゃありませんから! 」
重岡「 また誰かと待ち合わせか? 」
あなた「 …えっ、」
そう聞いてくる重岡くんの表情は なんだかヤケに 穏やかで…
私はまた、そんな吸い込まれそに綺麗な瞳に映るのが怖かった。
流星くんと逢うことは、悪いことではないのに…
それを重岡くんに言う事を、ためらってしまう自分がいたから。
重岡「 ほな明日は? 」
あなた「 …明日? 」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!