重岡「 ほな明日は? 」
あなた「 …明日? 」
重岡「 部活も休みやん? せやから… 」
あなた「 ごめん… 明日は、、分かんない。」
重岡「 、、、そっか… 」
あなた「 …うん。」
私たちは、気まずいと言うより、もっともっと上の状態にいた。
今朝、私があんな想いを口にしなければ良かったんだ。
私のせいだ…
あなた「 ホント… 、、ごめん… 」
重岡「 や、かまへん かまへん! 、、話したい事あってんけど… 」
重岡「 またそのうち、、、なっ?w 」
そう言って、今 最大限の笑顔を見せると、重岡くんは私とは別の部室へと、走って行った。
私は、その背中を、、、
ただ… ぼーっと見つめていた。
何か、、、私の気づかないうちに、
新しい『想い』が咲きはじめていた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。