放り出されていた私のカバンまで抱え込んで、
私の腕までも抱え込んで…
重岡くんは、階段を降り始めた!
重岡「 いけぇーーーーーッ!!! 」
ッ!!!
こ、この人 アホなのッッッ??
こんな速さで、階段 走れるワケないじゃんっ!!!
一段とびで、降りていく重岡くんに、引っ張られている腕は、それほど痛くは無くて…
こんな強引に、
こんな唐突に、
こんなアホ全開に、走らされてるのに…
「 アホなの? 」そう思いながらも、
イヤでは無くて…
なんだろう…
さっきまで、重岡くんに怒ってて、
さっきまで、流星くんにトキメイてたのに…
嫌じゃ、、、ない。
「 ッ!!! しぃ〜げおかぁ〜〜ッ!!!、
走るなぁーーーーーッ!!! 」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。