あなた「 私も… 、、、一緒に行く… 」
流星「 、ッ、 え… 、、、」
流星くんの目線まで かがみ、真っ直ぐ見つめて言う私。
流星くんの まだ声変わり前の声が、
私の心のセツナさを、、、読み取っていた。
流星「 そ、そんなこと… 言うたら… 」
流星「 、、ッ俺だって… 」
袖で目を拭いながら、小さな流星くんは葛藤していた。
そばに居たい。
だって、やっと会えたんだから。
離れたくない。
私たちの約束は… 嘘にはならない。
流星「 俺…… 悪いことしちゃいそう… 」
あなた「 うん… いいよ。」
あなた「 連れてって… 」
あなた「 ずっと一緒に、、、笑顔で… 」
あなた「 ふたりで、、笑顔で暮らそう?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!