第11話

10話
97
2022/07/12 03:12
現在の2人。

月兎の部屋で、酒を飲んでいた。

話しの流れで、幸がアパートに来ているかと言う
話しになった。
月兎(つきと)
うん…
月に1,2回来てるよ …心配だってさ…
命音(みこと)
そう…
そう言えば、お前まだ男とかにナンパされてんの?
月兎(つきと)
たまに、でもお前だって中1の時。
女に間違えられて、ナンパされたじゃん。
命音(みこと)
お前だって一緒にいたろ。
それに、オレはその1回だけ。
月兎(つきと)
でも、今のお前から想像出来ないからさ。
まっ、命音の顔がキレイなのはかわらないけど。

笑える。
腹を抱えて笑う月兎。
命音は、軽く蹴りをいれる。
命音(みこと)
オレは、今もされるお前もどうだか?
まっ、月兎は美人でおキレイだからねぇー。
月兎(つきと)
…オレは…キレイなんかじゃないよ。
……すごく……汚いから
悲しそうに下をむきながら、言う月兎

命音は、後ろから月兎を強く抱きしめる。
月兎(つきと)
何…酔ってんの?
命音(みこと)
月兎は汚くないよ。
すごくキレイだよ全部……
月兎(つきと)
ありがと。
でもお前、飲みすぎ。
月兎の首筋に顔をうずめる。
月兎(つきと)
命音、くすぐったいって。
もう、はなせよ。
命音(みこと)
((汚いのは、オレとあの人だよ。
月兎ゴメン…助けてあげられなくて……))

プリ小説オーディオドラマ