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第1話

家族の歪な関係
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2019/01/28 14:53
私が当時小学4年生だったころ一つ年の離れた兄は小学6年生。母はちょっとした部品を扱う仕事をしていた。父は薬を包装する工場で働いていていつも朝7時に出勤し、夜の7時半から8時に帰着するという感じ
で兄と私も年頃ということであまり話すことはなく気まずい関係だった。一方母とは喧嘩もしたり一緒に買い物に行ったりととても良い家族関係を築いていた。年も明け、兄が中学に入ったあたりからだった。慣れない生活リズムや部活と勉強の両立に疲れきってしまった兄は不登校になってしまいました。そんな兄を見た父は「情けない!みんなができてることがなんでお前だけできないんだ!将来もかかってるんだぞ!いつまでも甘えてるんじゃない!」と兄にキツく叱りました。それを見た私はあんな言い方しなくても、、、と思うことも度々ありましたが、キツい言葉を言われてもヘラヘラ友達と遊びに行く兄の姿を見て、しだいにあんな風にはなりたくない。私は違うと思うようになりました。きっかけは他にもあったかも知れませんが私が思い当たるところこの頃から境に父はやけ酒で日々のストレスを解消するようになりました。私はこんな生活が続くのかと思うと嫌でたまりませんでした。そして家族の空気も前より黒ずんでいくのを感じました。

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