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第24話

ワクワクと熟睡

私がバス停に並んでいると、柊斗が走ってきた。

ここに来るまで走っていたというのに、イケメンなのが少し気に食わない。

笠原柊斗
笠原柊斗
先輩〜おはようございます
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
おはよう

お互い一人なので二人で行くことになったのだ。


でも、内心は少し楽しみだったなんて私はそんな可愛いこと言えない。


笠原柊斗
笠原柊斗
もう昨日、ワクワクして……熟睡しました!
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
は……?そこは熟睡じゃないでしょ

私は鋭い視線を送ってしまう。
笠原柊斗
笠原柊斗
僕、ワクワクしたら熟睡するタイプなんで!

でも、柊斗は全く気にせずにニコニコとそう答える。
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
そんな話聞いたことないわっ


早朝だというのに、傍から見れば漫才かと言われるような会話を繰り広げていると、バスがやってきた。
笠原柊斗
笠原柊斗
先輩……課題終わってますか?


ギクッ……と胸に刺さる言葉が飛び込んできた。柊斗に言うのは嫌だけど、嘘もつきたくない。

しょうがない……か。
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
終わってないけど?
笠原柊斗
笠原柊斗
昨日のお休み……何もしなかったんですね

何この感じ……なんかムカつく。


先輩としてのプライドが……!

佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
きつかったんだから。てか、あんたこそ、どうなのよ


そう言うと、柊斗はグッと顔を近づけてきた。


ま、また……


笠原柊斗
笠原柊斗
僕にもちゃんと名前があります。今度から あんた って言う度にこうさせてもらいます
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
は、はぁ!?


何それ……ありえない!

という気持ちがあるものの、満更でもなさそうな気持ちがどこかにある。


笠原柊斗
笠原柊斗
学校であろうが、家の前であろうが、バスであろうが……どこでもです
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
が、学校!?
笠原柊斗
笠原柊斗
はい


満面の笑みでそう言う柊斗。


恐るべし……


笠原柊斗
笠原柊斗
まあ、ちゃんと柊斗って呼べばいい話ですよ?
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
そ、それくらい分かってる


こんな事で動揺なんてしない。


もうこれにも慣れたし。


笠原柊斗
笠原柊斗
まあ、僕としてはどっちでも嬉しいですけど


私が窓の方を向いていると、柊斗はそう言った。
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
てかっ!あんた話そらしたでしょ!?
笠原柊斗
笠原柊斗
だから、あんたって言うからそうなるんですよ?

何故だろう。いつも柊斗の罠にはめられてしまうようで。
悔しい気持ちと楽しい気持ちが入れ混ざる。

本当に困るよ、この後輩は。


ー作者よりー

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まや