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第20話

お見舞いのピンチ

だいぶ体も軽くなり、回復してきた頃


携帯の通知が鳴った。


『莉奈先輩!熱で休んでるって他の先輩から聞きました!大丈夫ですか?何か買っていきます!』


柊斗からのメッセージ。

お見舞いに来ようとしてるの……?


そんな大した熱でもないのに。


『大丈夫だから』

私がそう送ると、秒で既読がつく。


『ダメです!何がほしいですか!』

ほしいもの……か。

そういえば……さっきコンソメスープ飲もうとしてたけど、ストックがなくて飲めなかったなぁ。

『レトルトのコンソメスープ』


気づけば、私は送信ボタンを押していた。


『分かりましたっ!』

相変わらず、元気だなぁ……


そんなことを考えていると、インターホンが鳴り響いた。


さすがにまだ来てないよね?


そう思いつつ、ドアを開ける。


佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
はーい
佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
莉奈!
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
ほ、帆夏!?に、浜崎まで……


二人が来るなんて……想定外。


家も遠いし。


佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
お母さん仕事でしょ?色々買ってきたから!お邪魔します!
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
ちょ、ちょ!
浜崎 智弘
浜崎 智弘
お邪魔します

待て待て待て……!


もしこの状況で柊斗が来た暁には……?


私はどうなる!?



あぁ……何とかせねば!


佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
ほーら!莉奈は座って!


帆夏にそう言われ、私はソファに座らされる。


スマホは食卓の上……


とれない!


でも、柊斗に連絡しないと……!


浜崎 智弘
浜崎 智弘
どうしたんだよ
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
え、いや……その……
浜崎 智弘
浜崎 智弘
まだ熱あるんじゃないのか?


浜崎はそう言って超近距離で私の額に手を当てる。


近い……とかそういう場合じゃない!


佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
ス、スマホ……
浜崎 智弘
浜崎 智弘
スマホ?あぁ……はい


浜崎は食卓の上のスマホを持ってこっちへ持って来てくれる。


これでなんとか連絡出来れば…と思っていると。


"ピロンッ "


この音は……メッセージの着信音?





浜崎 智弘
浜崎 智弘
ん?なんか来た……
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
あぁぁ!ありがと!


私は画面が浜崎の視界に入る直前の一瞬でスマホを手に入れた。


ふぅ……と一息ついたのもつかの間。


そのメッセージを見ると……


『先輩!あと5分で着きます!』


あと5分!?


でも、まだあと5分ある。


今からメッセージを送れば……間に合う!


私は急いで返信の画面を出した。

佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
りーな!ほらコレ見てー!

帆夏は私の隣に座ってきた。


あぁ……これじゃ打てない!


佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
莉奈の好きなコンソメスープに〜、いちごでしょ〜?それとココアと〜


帆夏はそう言って買ってきてくれたものを取り出し、前のテーブルに並べていく。


あぁ……5分経っちゃう!


そして、また通知が鳴った。


『待ちきれなくて走ってきちゃいました!もうすぐ着きます!』


見るのが精一杯のこの状況。

鳴らしちゃダメ!なんて送れない。


しかも、待ちきれなくて走ったって何よ……

2分も早く着くなんて!


"ピーンポーン" とインターホンの音が鳴る。


あぁ……終わった。


佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
私出るよ!


帆夏はそう言ってドアを開ける。

佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
はーい……えっ?


私を除く3人はみんな、目が点になっていたのであった。


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〜作者から〜


まずは、月曜日投稿できず、すみませんでした🙇‍♀️

1日遅れましたが、今日投稿させていただきます。

このチャプターが今年最後になると思います。

少し早いですが、

読者の皆様、お世話になりました。

皆様には感謝してもしきれません笑


では、良いお年をお迎えください。



まや