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第13話

恋は盲目
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
浜崎!


放課後、部活に行こうとする浜崎を止める。


浜崎 智弘
浜崎 智弘
ん?
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
その……あり…がと


ちゃんと伝えないと。


お礼をしっかりと自分の言葉で。
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
浜崎のおかげで帆夏とも喧嘩せずに済んだ。ありがと。
浜崎 智弘
浜崎 智弘
……どういたしまして



浜崎はそう言って教室を出た。




誰もいない、夕日が差し込む教室。



何だか落ち着くんだ、ここが。



今日は部活もないし、勉強でもしようかな


そう思い、私は自分の席についた。







もう30分ほど経っただろうか。


だんだんと辺りが暗くなる。


笠原柊斗
笠原柊斗
先輩……?まだいたんですか
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
あん……柊斗こそ、なんでここにいるのよ


危ない危ない。


つい、 "あんた"と呼んでしまう癖がついてしまったよう。


佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
基本は他学年の階に用もなく来ちゃダメでしょ
笠原柊斗
笠原柊斗
恋は盲目 って言葉知ってます?

恋は盲目

恋に落ちると、理性や常識を失ってしまうこと…



佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
知ってるけど
笠原柊斗
笠原柊斗
だから、そんなルールも恋してたら関係ありません


ああ言えばこう言う……とはまさに笠原柊斗のことだとつくづく思う。


佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
でも校則は校則
笠原柊斗
笠原柊斗
そんな生徒会長でもない、真面目な優等生でもない莉奈先輩が言っても説得力ないですよ


今のどういうこと?

少し……いや、かなり疑問を抱く。


全然嬉しくない。

佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
私、一応先輩なんだけど
笠原柊斗
笠原柊斗
あ、ごめんなさい


柊斗はそう言ってハハっと笑った。


本当に反省してるのか……


佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
私、もう帰るから
笠原柊斗
笠原柊斗
じゃあ一緒に帰りましょ〜!

私が柊斗のいない方のドアから出ると、柊斗は走って着いてきた。


佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
なんで着いてくるのよ……
笠原柊斗
笠原柊斗
だって帰り道一緒じゃないですか〜!
あの辺りの友達いなくて、莉奈先輩くらいしか一緒に帰れる人いないんですもん!
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
はぁ……

確かに私たちの家の方はあまり生徒がいない。


実際、お互い一人なのだ。


家のことはどうにもならない。

仕方ない、一緒に帰るか……

佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
分かったよ
笠原柊斗
笠原柊斗
やった!


そうして、私たちは昇降口に向かった。



そんな私たちを後ろから見る影があるなんてことに気が付かずに……