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第2話

#1
佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
おはよっ!
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
おはよ、話聞いてよ
佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
おぉ、どうした?


私は鞄を机の上に置き、枕のようにして頭を伏せる。

こんなこと、帆夏にしか言えない。

佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
あのさぁ?


それから私はものすごいテンションの低さで今朝の出来事を全て話した。


その間、帆夏は相槌あいづちを打ちながら聞いてくれた。


佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
てことがあったのさ


私はどうすればいいのか、帆夏に答えを求めていた。


けれど、帆夏が放った言葉は……


佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
でもさぁ、別に何もされなかったんでしょ〜?気にしすぎじゃない?
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
それはそうだけど……


帆夏にしては割と楽観的な返答だった。


いつも的確なツッコミはしてくれるのに。


佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
まあ、もし手を出されてたりしたら私許さないけどね〜!


笑いながらそう言う帆夏に少しキュンとした。


なんて心強い友達。親友だ……!




けれど……

初対面で手を出されるなんて考えられない。

一体、帆夏はどれだけ許容範囲が広いのだろう。


いや、私が心の狭い人間なのか。


ちょっと苦手なタイプの子に話しかけられただけだもん。

少し考えすぎだったかもしれない。
佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
にしても、その子に会いたくなってきちゃったよ


予想外の言葉に私は飲んでいたお茶でむせてしまった。


胸を叩き、コホンコホンと出る咳を止めて落ち着かせる。


佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
それ……本気で言ってる?
佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
本気に決まってるでしょ?


さも当然のように言う帆夏。


佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
でも、無理よ。クラスも知らないし
佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
なんだぁ、残念……


帆夏は私の前でがっくりと肩を落とし、椅子に座った。


そのときだった。


聞き覚えのある声が聞こえてくる。




笠原柊斗
笠原柊斗
りーな先輩っ!
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
げっ……


我ながらよくもこんなに可愛さの欠片もない声が出るものだと感心する。


ってそんなこと考えてる場合じゃなくて!



なんで?


どうしてアイツがここにいるの!?


佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
え、誰……?
笠原柊斗
笠原柊斗
莉奈先輩!


どうしよう……!

このクラスに りな という名前は私しかいないわけで……クラスのみんなからの視線を感じる。


佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
もしかして……例の?


どうやら、帆夏は彼の正体に気づいたらしい。


一方の私は、帆夏の問いかけにコクリと頷くことが精一杯だった。
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
気分……悪い
佐倉 帆夏
佐倉 帆夏
えっ?ちょ、大丈夫!?


そこから私の記憶は途絶えた。