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第15話

初デート

私は昨日準備した服を身にまとい、駅前のベンチに向かった。


あと15分もあるから浜崎はまだ来ていないだろう、そう確信していたが……
浜崎 智弘
浜崎 智弘
よっ


私の予想は見事に外れ、もう既に来ていた。
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
お、おはよ。早かったね
浜崎 智弘
浜崎 智弘
今来たところ
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
そっか。そういえば、どこ行くの?


ずっと気になっていた。


お風呂でも

遊園地?ショッピングモール?ボウリング?


色々な施設を頭の中で張り巡らせて考えていたのだ。


浜崎 智弘
浜崎 智弘
俺の家
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
……は?


浜崎の口から出てきたのは、昨日の脳内サミットでも全く出てこなかったスポット。


浜崎の家……?


浜崎 智弘
浜崎 智弘
今日、親いないからさ


親がいないとかそういう問題なのだろうか。


だって、なんて言ったって初めてのデート。


私には理解し難い。


浜崎 智弘
浜崎 智弘
一応、ちゃんと話したいことがあるんだ
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
そ、そう……


私は浜崎に連れられて、立派な一軒家の前に来ていた。


ここは高級住宅街と言われている。


まさか、浜崎がここに住んでいたなんて……


浜崎 智弘
浜崎 智弘
入れば?
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
あ、うん。おじゃまします
浜崎 智弘
浜崎 智弘
そこ曲がったら洗面所あるから
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
分かった


私は言われた通りに洗面所に行き、手を洗った。


浜崎 智弘
浜崎 智弘
はい、ここ


私はリビングへ案内された。


立派なお部屋……

ダイニングもリビングも、綺麗に整頓されている。


私はソファに座った。

ふかふかでごろーんと寝っ転がりたくなるような座り心地。


浜崎 智弘
浜崎 智弘
はい


浜崎は慣れた手つきで私にココアを出してくれた。
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
何から何までごめんね
浜崎 智弘
浜崎 智弘
俺が呼んだんだから大丈夫だって
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
うん……


浜崎はそう言うけど、やっぱり気が引ける。



何か持ってきたら良かったな、と後悔しても後の祭り。

浜崎 智弘
浜崎 智弘
なあ……笠原柊斗のこと、莉奈はどう思ってんの?
あまりに唐突な質問で、私はココアをむせそうになった。

でも……そうだよね。私たち一応付き合ってるんだもん。

笠原柊斗のことだって気になるはず。

ちゃんと口に出して伝えないといけない。
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
迷惑な後輩くんだよ
浜崎 智弘
浜崎 智弘
本当に?


浜崎は真剣な目で私の顔を覗き込んだ。

顔が……近い。


きっと、私の顔はリンゴのように赤くなっているであろう。

佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
ほ、ほんとだよ?
浜崎 智弘
浜崎 智弘
好きになったりしない?
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
しないってば……

そんなに私の事……信じられないのかな。

そう思うと、少し胸が苦しくなる。
浜崎 智弘
浜崎 智弘
じゃあ、莉奈は俺の事どう思ってんの?


浜崎のこと……か。

柊斗なら呼び捨てでも普通に呼べた。


けど、浜崎は普通に呼べなかった。


まだ私は恋愛ってものがよく分からなくて、はっきりとは分からない。

でも、そういうことになったのは浜崎に好意がある事だと私は思った。

佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
好き……だよ
浜崎 智弘
浜崎 智弘
その気持ち、約束してくれる?
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
え?
浜崎 智弘
浜崎 智弘
俺のことを好きでいてくれるっていう約束


約束……なんてできないよ。


ずっと好きでいるかなんて分からない。


人生何が起こるか分からないのに。


もしかしたら、

明日、浜崎と大喧嘩するかもしれない

明日、柊斗のこと好きになるかもしれない

明日、誰のことも好きになれなくなるかもしれない



人は人生何が起きるか分からないんだよ?


なのに、そんなあやふやな約束なんて私にはできない。

佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
私は守れないかもしれない約束はしたくない
浜崎 智弘
浜崎 智弘
……俺はできる

本当はこんなこと言われると普通の女の子はキュンとするのかもしれない。


けれど、今の私は何もときめかない。


やっぱり…浜崎にはできても、私にはできないよ。


私のこの気持ちって……一体何なの?


浜崎のこと、好きなはずだよね?