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第14話

服選び

"ピロンッ"

とスマホが音を立てる。


私は机の上にあるスマホを手に取り、画面を開いた。


浜崎からメッセージが来てるみたい。


『明日、出かけない?』


もしかして、これってデート?


少し胸が高鳴る。


明日の予定を確認し、私は行くという気持ちを示したメッセージを送った。


『じゃ、9時に駅前で』


9時に駅前……か。


どこに行くのだろう。

佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
そうだ……服、どうしよう


私は家族に昔から壊滅的なファッションセンスだと言われていた。


今は制服だからなんとか過ごせているものの、私服となったら話は別。

それに、いつも制服な分、私服への関心は高まるだろう。


佐々木 結恵
佐々木 結恵
お風呂入りなさい
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
ちょ、ちょっと勝手に入ってこないでよ


お母さんはノックもせず、私の部屋に入ってくることがよくある。

いつもノックくらいしてほしいと言ってるのに……


佐々木 結恵
佐々木 結恵
服?デートなの?

え……バレた?


こういうときはどうするのが正解なのか。

普通にデートって言うもの?

それとも、隠すもの?

私には『彼氏』というのも、『デート』というのも初めてで全く分からない。


佐々木 結恵
佐々木 結恵
隠さなくていいわよ
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
え……あ、うん


認めてしまった……


でも、こうなったからにはちゃんと服選んでもらわないと!


佐々木 結恵
佐々木 結恵
どこに行くの?
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
あぁ……どこだろ
佐々木 結恵
佐々木 結恵
えぇ〜、聞いてないの?


しょうがないでしょ……!

お母さんみたいに一年に3回も告られた人生じゃないんだし!!

と言いたくなる衝動を抑える。


どうして親子なのに、これほど顔つきが違うものなのか。

佐々木 結恵
佐々木 結恵
まあ、こんなのなら莉奈にもあってるし、どこに行くにしてもいいと思うわよ
佐々木 莉奈
佐々木 莉奈
あ、ありがと!


お母さんは服だけ選ぶと私の部屋から出ていった。

どれどれ……と服を眺める。

白のTシャツにデニムのショートパンツだ。

小物は白のキャップや黒のベルト。


可愛い……けど、足を出すのは気が引ける。

できるだけ露出は避けたいもの。

けれど、変に私が考えてもおかしくなるだけ。


私はこの服をベッドサイドのテーブルに置き、お風呂に入る準備をした。