第16話

消えた京本の行方
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2021/10/23 10:22
(hkt side)

ウトウトしていた俺は、

「〜〜〜🎶🎶🎶」

近くの小学校から音が聞こえてきた。


はっと、目を覚ますと

「っえ、京本…、???」

隣りにいるはずの京本がいなかった。

それとともに、震えるスマホ

ジェシーからだった。

「はい??どした??」

すると、息切れをしているジェシーの声がした。

ジェ「ねぇ、きょもから《ごめんね。ありがとう》のメッセージ入ってたんだけど、何か知らない?今日一緒にいるよね??」

え?何そのメッセージ。

焦って、開くと


《ごめんね。ありがとう》


ほんとだ。


ジェ「今ね、大我の携帯に何回かけても繋がらないんだよ。」

なんだそれ。そう思って、上を見上げると、

北「きょ、うもと???」

病院の一番上らへんに、京本らしき姿をした人物がいる。

ジェ「北斗、どうし『京本の居場所わかった』へっ??」

「病院の屋上だ」




俺は焦って、京本の場所へ走った。

待ってくれ。まだ行っちゃいけない。

京本の気持ち次第で治るって、早く伝えてあげないと!!!


屋上までつくと、フェンスの前にたつ京本の姿がめに入った。

あぁ、やっぱり。

京本考えることがわかりやすいのは変わってないよね。

ゆっくり京本のもとに近寄って


「京本」

後ろからキツく抱きしめた。

そんな俺の腕から逃れようとするため、もっときつく抱きしめる。

「まだ、そっちに行くのは早いよ。まだ俺らから離れていないで。大丈夫。京本の声は出るようになるし、目だって俺らが絶対なおしてみせるから。」






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