(hkt side)
ウトウトしていた俺は、
「〜〜〜🎶🎶🎶」
近くの小学校から音が聞こえてきた。
はっと、目を覚ますと
「っえ、京本…、???」
隣りにいるはずの京本がいなかった。
それとともに、震えるスマホ
ジェシーからだった。
「はい??どした??」
すると、息切れをしているジェシーの声がした。
ジェ「ねぇ、きょもから《ごめんね。ありがとう》のメッセージ入ってたんだけど、何か知らない?今日一緒にいるよね??」
え?何そのメッセージ。
焦って、開くと
《ごめんね。ありがとう》
ほんとだ。
ジェ「今ね、大我の携帯に何回かけても繋がらないんだよ。」
なんだそれ。そう思って、上を見上げると、
北「きょ、うもと???」
病院の一番上らへんに、京本らしき姿をした人物がいる。
ジェ「北斗、どうし『京本の居場所わかった』へっ??」
「病院の屋上だ」
俺は焦って、京本の場所へ走った。
待ってくれ。まだ行っちゃいけない。
京本の気持ち次第で治るって、早く伝えてあげないと!!!
屋上までつくと、フェンスの前にたつ京本の姿がめに入った。
あぁ、やっぱり。
京本考えることがわかりやすいのは変わってないよね。
ゆっくり京本のもとに近寄って
「京本」
後ろからキツく抱きしめた。
そんな俺の腕から逃れようとするため、もっときつく抱きしめる。
「まだ、そっちに行くのは早いよ。まだ俺らから離れていないで。大丈夫。京本の声は出るようになるし、目だって俺らが絶対なおしてみせるから。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。