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第10話

夏~④マラソン大会!
(キーンコーンカーンコーン…)
二時間目が始まるチャイムだ。このチャイムの音は地面に張り付くような音で、どこか気持ちが悪い。この学校ではチャイムがなる前に席に座るのが普通だが、まだ座っていない生徒がいるみたいだ。

「やばい!!やばい!!チャイムなった!生徒会長なのに!しっかりしなきゃ!」

エマは、虎太朗を上手く潜り抜いてカーテンを開けた。すると、そこにはここの学校の生徒。そう、晴大だ。

「えっ!!晴大君!??いつから??」

「えっとー…。結構前から…。」

エマは唇を噛み、周りをキョロキョロしながら動揺を隠せずにいる。すると、エマの力んだ手を無理矢理虎太朗が引っ張った。

「いこっ!エマちゃん!」

(トットットットッ…。)

その足音はすぐ地面に埋もれたように消えてしまった。

晴大は一瞬追いかけようと一歩踏み出そうとしたがなかなかその一歩が踏み出せないでいる。

晴大はそのまま保健室でサボる事にした。