前の話
一覧へ
次の話

第4話

魅惑のヌナ
522
2018/11/25 06:43
テヒョンside

♪~


部屋には音楽とシューズの音以外は何も聞こえない。


『ほら、兎。ビビってんの?』


ジョングク「別にビビってませんけど。」


ユンギ「ニヒヒヒヒ グガの負けず嫌いが…ㅎㅎ」


ナムジュン「ヒョン、うるさいです。」


『はやく。私に勝てると思ったんでしょ?』


ジョングク「もちろんですよ。」


そう言ってグクは踊り始めた。


『ふぅーん。うまいじゃん。』


ソクジン「…え?!あなたが認めた?!」


『んなわけないでしょ。あくまでも褒めただけよ。』


ソクジン「褒めただけでも…。」


『そうちゃん、まだ言う?』


ソクジン「あぁ、ごめんなさぁぁい!!」


ホソク「怒られてる…ㅎㅎ」


ジョングク「僕のこと見てます?!」


『はいはい、見てます。』


ジョングク「どうです、僕カッコイイですよね?!」


ジミン「うん!とっても!!」


ジョングク「ヒョンには聞いてません。」


『…プッ』


ソクジン「あなたが笑った?!」


『あ゛??私も笑うんだけど。』


ソクジン「だ、だってぇ!!」


テヒョン「あなたさん、何が面白かったの?」


『ん?ジョングクが兎にしか見えなくって。』


ジョングク「あっ、僕のことジョングクって!」


ジミン「いいなぁ〜!!僕も呼んで欲しい!」


『は?呼ばないよ?あんたは餅。』


ジミン「えぇぇぇ!」


そう笑ったあなたさんには魅惑という
言葉がぴったりだ。


そうして


『ここが私の居場所になるかな…』


と呟いたあなたさんの声を
僕は聞き逃さなかった。

プリ小説オーディオドラマ