と言って顔が近づいてきて
もうどうにでもなれと覚悟をして目をつぶったら
風磨の顔が私の横に倒れ込んできて。
返答はなく、
よいしょと 私の身体にのしかかった風磨を
横にどかせると 綺麗な顔をして寝ていた。
とりあえず流石にここにいても
いけないと思ったけど
風磨のことが少し心配だったから
ちょっとだけ お節介をしてから
私は風磨の家を出て 自分の家に帰った。
翌日~
朝早くに風磨から電話が来た。
そう。
私は帰る前に明日二日酔いが心配だったから
勝手にキッチン使わせてもらったけど
お味噌汁を作っておいた。
と言って電話が切れた。
とりあえず、良かった。
仕事に支障でなさそうで。笑
私も仕事するかー!!!
続く
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!