第22話

第20話
82
2019/09/21 14:19
優音
優音
あ、部長ー、時間ー。
何日かたったある日ー
遥香(部長)
遥香(部長)
お、まじ?片付けー。かえるでー。よかったー完成してー。
椿
椿
ほーんと、、ふー。
文化祭まであと3日。
やっと作品が完成した。かなりギリギリだな、、。
椿
椿
カギ閉めるよー。はよでろー
みんなで騒ぎながら靴箱へ行く。
モブ子
モブ子
【⠀部員C  】
あ、まだ吹部やってるね。
優音
優音
え?、、、ほんとだ。
椿
椿
大変だね~
のろのろと歩き正門へと向かう。
モブ子
モブ子
【⠀部員E  】
ねーねー、文化祭ってどんなのなのかなー
椿
椿
え?そりゃー、、文化って感じの祭りでしょ!!
モブ太
モブ太
くくっww
椿
椿
!?
優音
優音
!?
遥香(部長)
遥香(部長)
、、今の誰?
正門からの道は下り坂になっていて、下の道路はここからは死角だ。
椿
椿
(今確かに、そこから声がした。てか、笑われた!?)
何人かで下を見ると、
椿
椿
あれ?
優音
優音
、、お?
そこには、みーくんとバスケ部の男子1人と零がいた。
椿
椿
(今日ってバスケ部練習だったっけ?、、いや、私服だから違うな。、、、んん?)
気になったが、とりあえず帰ることに。
遥香(部長)
遥香(部長)
あー、で、何だったっけ?
優音
優音
文化祭ってどんなことすんのか?
モブ子
モブ子
【⠀部員E  】
うん
椿
椿
うーんと、、アレでしょ。劇とか、、吹部のパフォーマンスとか、、?
優音
優音
あー、そー言えばそんなこと言ってたような
横断歩道を渡ろうとすると、ちょうど赤になった。
優音
優音
カバン重くねー?
椿
椿
それなー
モブ太
モブ太
椿
椿
椿
パッと振り返る、がそこには部長しかいなかった。
遥香(部長)
遥香(部長)
椿、行きな。
そう言って、部長は今曲がって来た道を指さした。
椿
椿
、、、うん
零の声だったような気はするんだけどな、、
そう思いつつ道を曲がると、そこに零が立っていた。
零
、、オッス
椿
椿
お、おっす、、。
椿
椿
(え、え?え?、、なになになに?)
零は口を開いて何かを言おうとしては、躊躇って閉じてを繰り返している。
零
あー、、その、、、、はぁ、、。
椿
椿
ど、、どしたの、、?
零
、、、、ふぅ、、。
零は顔を上げ、私を真っ直ぐに見つめた。
心臓が跳ね上がる。
ヤバいドキドキする、、
零
、、、椿。、、、好きです、付き合ってください。
椿
椿
!!!
零は私と目を合わせたまま動かない。
椿
椿
(や、やばいよ、、あ、わ、私もって言わなきゃ、、好きだったんだから、、私も、好きだって、、はいって言わなきゃ、、)
頭の中がグルグルして、言葉が出てこない。恥ずかしくなって視線をそらした。どうにも声は出そうにない。
私は、もう一度目を合わせ、頷いた。
零
!!っ、、、はああああ
零は、その場にしゃがみこんだ。
あんなに顔が赤くなってるの、初めて見た。
あ、私も今すごく赤いかも。
椿
椿
うっ、、わ、私も、ずっと好きだったんだからね
零
えっ
椿
椿
(、、え!?ちょ、何言ってんの!!?)
私は恥ずかしくなって走り出した。
なんであんなこと言ったんだ!?
あのまま零の前にいたら、恥ずかしすぎて死ぬ!!
椿
椿
(ああっ!なんも言わずに走ってきちゃった、、でも、もう戻れないーー!!)
ちょうど信号が青になった。
渡った先で、みんなが待っていた。
優音
優音
あーあー、嬉しそーな顔しちゃって
遥香(部長)
遥香(部長)
つーばきーー!!
私はそのまま走って優音に突撃した
優音
優音
ごふっ、、!?
モブ子
モブ子
【⠀部員A  】
どうだったー?、、って、聞くまでもないか。
優音
優音
いてて、、、良かったね、椿!
椿
椿
うへへっ、、うんっ!
夕焼けが、私たちの顔を真っ赤に染めていた。


















--------キリトリ線--------
読んでくださってありがとうございました。
誤字脱字あったらごめんなさい。
これで本編は終わりです。
あとは、莉奈とか、零とかの視点からを少し書こうかなと思っています。

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