1月は行く、2月は逃げる、3月は去るというが、本当にそうだと思う。
零につくる気はない。渡して迷惑になったら悪いし、、、まあ、莉奈のお母さんがお菓子教室の先生で、そのお菓子と比べられるのが嫌だから渡さないってのもあるんだけどね。
バレンタイン当日
私は13日にインフルエンザにかかった。
家には誰もいない。両親共働きで、兄は中学生。
やることがないのに、眠たくもない。何よりインフルエンザとは思えないくらい元気なのだ。
その日の夕方
ピーンポーン
ドアを開け、床を見ると可愛い袋が置いてあった。
翌週、すこぶる元気になって学校に行った。いや、まあかなり前からすこぶる元気だったけども、、。
彩は私を見つけるなり走ってきて抱きついてきた。
彩にもみくちゃにされながら教室に入った。
笑い合っていると、
続く
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読んでくださってありがとうございました。
誤字脱字あったらごめんなさい。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。