今日は体育大会の全体練習。
係ごとに分かれて、メンバーと仕事内容の確認をするらしい。
審判の係の先生がいるところに行くと
なかなかいいメンツで良かった。
ここに圭がいたら、めんどくさい事になってただろうな、、、。
それから、体育大会の予行があったり、学年種目の練習をしたり、全員リレーで筋肉痛になったり、部活で看板やポスターを作ったりして、ついに、体育大会当日がやってきた!
午前中はなんとか曇っていたが、お昼を食べている時に雨が降り出した。
私は2年の学年種目は係じゃないから、テントで待機していることにした。優音は紅白の旗を持ってグラウンドに出ていった。
あれ?もしかして
審判の先輩たちも、他の1年もみんないない。
3組かー、、、私だったらいいのに、、。まあ、可能性はあるのか、、!
ああ、ダメだなー。期待しないようにって思えば思うほどダメだ。
言われるがまま、テントの外に出ると
さっきまで降っていた雨はいつの間にか止んでいて、空には大きな虹がかかっていた。
こうして、私たち1年生の初めての体育大会は幕を下ろした。
--------キリトリ線--------
読んでくださってありがとうございました。
誤字脱字あったらごめんなさい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。