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電車でかれこれ1時間してやっと着いた
この先を歩くとすぐうちのマンションが見えてくる
正直怖い…また化け物呼ばわりをされるんじゃないか…冷たい目で私を見てくるんじゃないか……そう思う度に母さんのあの怯えた姿を思い出す
けど…
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10分程した後マンションの扉の前まで来た
そして私はインターホンを押そうと手を伸ばした時だった……
そこにはおそらく買い物帰りの母さんの姿があった
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部屋に上がると昔と何も変わってなかった
私達の部屋も母さんはそのまま残してくれていた
そう言って母さんは私が昔好きだったハーブティーをだしてくれた
……嗚呼やっぱり
母さんも私と同じなんだ…
けど…気付くのが遅いよ……
それから私は泣いた…
ずっと、ずっと溜めていた思いが今になって溢れた