第2話

き っ か け
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2019/10/06 00:27
私は  双子  である .
「 双子?! いいなぁ〜♡ 」
「 生まれた時から2人って羨ましい!! 」
なんて 聞き飽きたくらい
何度も 何度も 言われてきた .
それと 同じくらいに
「 お姉ちゃんの方が可愛わ♡ 」
「 双子なのに似てないわね」
「 妹の方は似てない 」
「 姉の方は美人で性格もいい.」
って 言われてきた .
今も 言われ続けてる .
姉は 私より 優秀 らしい .
優れている . らしい .
私は 残念な子 なんだって .









1 年 前 の 話 .
私達 . 双子は . 
アイドル事務所の オーディションを
一緒に 受けた .
私は 乗り気じゃなかった .
目立つのが 苦手 だから .
姉は アイドルに 憧れてた .
姉は 人気者で 目立つのが 大好き .
私は 姉に 強制的に 連れてこられた
と言っても 過言ではない .
結果は 2人とも 受かった .
姉は 大喜び だが .
私は 少しショック .
でも せっかく 受かったのだから
頑張らなければ と 思い
練習生 として 毎日毎日 レッスン を 受けた .
私は 歌 ダンス 運動 は得意だった .
だから レッスンは とても 楽しかった
私は 練習生の中で 優秀生 と
先生に言われるほど 上達した . 努力した .
一方 姉は 運動 が苦手で
とても 苦労していた
毎日毎日 愚痴を いい .
努力なんて 1mmたりとも していなかった .
だが . 姉は 私に こう言った .

「 私達双子なんだから.一緒に人気になろうね 」

と .
私は 頷くことしか 出来なかった .
だが . しかし .






















その言葉が 約束されることなんて なかった .

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