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第8話

過去のハナシ。
あれは中学2年生の夏。

これまでこんなに好きになった人はいないっていうくらいにその人のことを好きになった。

周りの人からもお似合いだって言われてちょっと調子にのってた。

でも本当に好きだった。

勇気を出して、想いを伝えた。

けど、、

「ごめん、、あまり、そんな風に見てなかったから、考えられない、、」

呆気にとられた。

別に、自信があったわけでもないし、付き合えるとかも思ってなかった。

けど、"そんな風にみてなかった"って言われると心に陽が灯らないような感覚だった。

そのあと私は紗江の腕の中で一晩中泣いた。

だから紗江は一晩中慰めてくれた。

それから、男の人と関わることをやめた。

関わることをやめたら、好きになることもないし、一晩中泣くこともない。

そう考えて生活してたら、男の人が怖くなった。

何考えてるかわからないから。

思わせぶりなことをして、自分で満足したら離れていく。

そんなものだという考えが頭のなかに住み着いた。

ほんとはそんな人ばっかじゃないってわかってるけど、そう考えるような頭になってしまった。

でも、彼は違う。

桐谷颯斗、は、たぶん違う。

素直にそう思った。