第14話

じゅうよん
2,445
2021/06/26 04:01
(なまえ)
あなた
まぁ、ジミナにとっては私が居ても居なくても別に関係ないし、どうでも良いでしょ?




勢いで沢山言ってしまった。




何も考えられずに、




自分の気持ちが




自動的に口から出てくるようで。




これで良かったのかな。




精神状態もギリギリで、




かなりストレスも感じていたし、




良い機会かな。




何も言わないジミナを放って寝室に戻り、




外出する準備をした。







~カトク~ーーーーーーーーーーーーーーーー







あなた)(ごめん、今から会える?)


テヒョン)(どうしたの?)


あなた)(いろいろあって、家に居ずらいの)


テヒョン)(わかった。少し遅れるかもしれないけど、先行ってて)


あなた)(ありがとう。こっちの都合でごめんね、)


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辛くて、惨めで、




感情のままに自分の気持ちを




ジミナにぶつけてしまった私を




叱って欲しかった。




ジミナを失う覚悟で言ったはずなのに、




冷静になると怖くなって。




今さら苦しくなって、辛くなって




つくづく、どこまでもワガママな私。













家を出る前にリビングを覗くと、




ジミナはソファーの背もたれに体を向けて寝ていた。




(なまえ)
あなた
行ってきます




独り言のように呟いた。




反応は無しか、、、

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