そして、そのまま親友に連行されて
会場に着いたはいいけども。
会場はすごくおしゃれな場所すぎるし、
みんな可愛い格好して凝ったヘアスタイル
してるしで、とにかく私だけ、場違い感
甚だしいんですけど!?
そんでもって揃った男子は、というと。
なんでってくらいにイケメンの部類の人しか
いなくて、それこそ"恐怖"でしかない。
回ってきたから適当に最低限の自己紹介だけ
して、なんか話盛り上がってる間とか、
ひたすら帰りたいとしか思わなかった。
あ、唯一食べ物が出てきた時は、美味しそう
だったから、男子視界に入れないようにして、
幸せに頬張ってたけど!
さすがにその後はもうその場に
いるのも限界で。
親友にそう耳打ちして、ルンルン気分で
トイレに駆け込んだのは言うまでもない。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!