次に目を開けた時には、6時になっていて。
目覚ましセットしてなかったことを悔やみながら、慌ててお風呂をお借りして、髪の毛を乾かして...
置き手紙を残して、部屋から出ようとした所に
...山田くんに見つかった。
その後、山田くんに車で送るって言われたけど、丁重に断った。
あれだけ、やけ酒してたから、まだお酒抜けきってなさそうだし。
駅まで送るとも言われたけど、結構頭痛そうだし、眠そうだったから、バファ〇ンを渡して帰った。
自分の家に着いた頃には、もう普通の朝になってて。
まぁその日は結構辛かった。
山田くん»ほんとごめんな
でも、山田くんを謝らせたのは少しばかり勝ち誇った気分になったから、オールオッケー。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。