それから、頼んでたものが運ばれてきて。
美味しく食べ終わってから、一旦その場から逃げるようにして去った。
何が、秘密、かな、よ!!
山田くんなんかと秘密なんか共有しなくていいんですけど?したくないんですけど?
トイレの前で苛立ちが隠しきれない。
いや、でもここで苛立ってたら、感情に任せて、山田くんにこの後、もし喧嘩を売られたら買ってしまいそう。
それじゃ、山田くんの思いのツボになりかねないから...私が上手にならないと...。
何その言い草は!!仮にも、女子に普通にこんなこと言わないよね?
サラッと返してくる言葉の当たりが強すぎる。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!