さあ。2人の付き合う2週間前のお話を綴って行こう.
坂田side
今は暖かい4月上旬
今日は晴天の小春日和。
うらさんとゲーム実況の休憩ついでに桜を見に来た.
周りはカップルや学生、子供連れの家族が多かった.
あれ?あの子かわええなあ。。。
見事に俺は可愛いコを発見!
「うらさんッ!あの子かわええなあ?!」
興奮気味に聞いてみた.
「黙れ.変態」
睨まれながら頭を強く殴られてしまった…
まぁ。うらさんのツンデレはいつもの事!
さくらも見事に満開.
うらさんと桜の写真を2枚ほど撮って帰った.
今日はうらさんの家に泊まることになっていた.
俺の借りてきていたホラー映画でも見ながら夜を深そう.
だが。うらさん見事にこの映画が苦手みたい.
俺の隣で
「ギャーっ」「消せよッ!」
などと。喚き散らしていた.
映画も終わり.寝ようとしたら.うらさんが
「なあ.坂田.俺一人で寝れない」
ひゅーっ.今思うとかわいいなあうらさん!!
俺はその時.口を大きく開けてあほ面だったと思う。
その上目遣いで見られたら男でも溜まったもんやないッ
「え?ええでッ 」
「あ。ありがとッッ」
主(なんやこいつらかわええなあ。。って思うよなわかる.)
「なあ。坂田」
急にうらさんが声をかけてきた.
「どッ.どしたんッ??」
「坂田って.好きな人いるの?」
主(え。なんやその修学旅行的なネタ!!
笑ってまうわこっちが!!)
「おッ.おるわけないやんッ?」
「そっか。」
急にどうしたんやろなうらさん。。
うらさんって、すきなひとおるんやろか??
「うらさんはおるんか?好きな人」
「坂田」
主(なんやこいつら…私も混ぜてーや)
え、うらさんほんまに???え?聞き間違い??いや、ちゃうやんな??俺なの??
「え、俺?」
「もういい!!寝る!!!」
ちょい!!うらさん!!隠すなって!!
「うらさん.ねたらこちょこちょすんで?」
これで寝ないだろうッ 笑
「んんッ.嫌」
おっふ.うらさんそんな目で見たら俺。。
主(話を元に戻せ変態)
「俺ねッ.坂田のことが好きなんだよね…」
あら、照れちゃうじゃないのうらさんってば/////
じゃなくて!!!
「俺もうらさん好きやよ?」
「そーゆう好きじゃねえし!!」
「じゃあどー言う好きなんよ?」
「付き合いたいって言うか…ずっと一緒にいたい」
うらさん。。俺のことそんなふうに。。
嬉しいなあ.
「俺嬉しいで。うらさん」
「えッ…あ…ほんと?」
「俺の好きがうらさんのすきと一緒かわからへんけど嬉しい」
「俺。坂田に好きになってもらえるように頑張るッ」
「だから。付き合って。」
え、あら、告白されちゃったわ俺/////
「俺も。自分の気持ち確認したいから」
「俺なんかでよければッ」
主(なんか展開早くないかしらッ??)
これが俺たちの付き合ったきっかけ.
今ではうらさんよりも俺の方が
多分すき具合は上だろう.
あの時.俺がホラー映画を借りてなかったらこうなってなかったんやろな.
ホラー映画ありがとう(え
坂田side 終
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。