急な別れだった…
久しぶりに帰ると電気はついてなくて、部屋は寒かった
まさかと思い急いで家に入ると誰もいなかった
ふと、机の上を見ると俺宛の手紙があった
それは○○からの最後の手紙だった
内容は
ジヨンへ
いきなりでごめんなさい
あの日怒鳴ってごめんね
あの後考えたの、どうしようか
ずっと考えて決めたのが別れを告げることだった
ジヨンを嫌いになったとかじゃないの
ただ、ジヨンのために考えた事なの
応援したい、迷惑かけたくない
それで私は家を出ようと思ったの
ジヨンのそばにはいないけど、ずっと応援してる
だから、ジヨン頑張れ!!
これだけは覚えといて
ずっとあなただけを思ってる、別れたとしてもずっと好きだから
さようなら、大好きだよ
○○
決めた
俺もずっと○○を好きでいると
時が過ぎもう2年が経った
俺はBIGBANGのリーダーをしながらソロ活動を始めた
そして、俺の初ソロライブがある
俺は出演した番組で宣伝をした
そうして、本番が来た
席は満員だった
歌っているとふと、聞こえたのが『頑張って』聞いた事のある声だった
聞こえたところに視線をやると、○○だった
あ、来てくれたんだ
すごく嬉しくなった
一瞬○○と目が合った気がした
だから、俺は
と、○○に笑顔を向けたら
相変わらず照れてて可愛いなって愛しさが溢れ出した
そして、無事ライブは終わった
○○、ありがとう
これからもずっと好きだよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。