あの時からだった私達の距離が離れていったのは
彼と付き合い始めたのは高校3年の卒業式だった
ずっと小さい頃から一緒で家族のような存在だった
けど彼からの告白で家族のような存在から彼氏に変わったの
彼は夢を追い続けやっと叶った夢だった
それを私は全力で応援した
彼は少しずつ有名になり、帰りも前は早かったのに今では遅くに帰ってくる
前は楽しくご飯を食べていたのに、今では1人
彼は疲れていてすぐに寝てしまう
その日は珍しく早くに帰ってきた
昨日は帰ってこなかったけど…
ガチャ
んって何!?
一応返事はしてくれるけど疲れが溜まっているのか笑顔がない…
彼の寝室に行った
私は心配だった
いつか別れが来そうで
ギュッ
バレてた…
チュッ
今の生活でも幸せだって思ってた
こうやってたまに甘えてくるから
でも1人の時は寂しい
あなたがいないこの日々は
日に日に有名になっていく彼はなかなか帰ってこなかっただから、もっと寂しくて辛くて幸せだったはずの日も少なくなっていった…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。